しつけの基本はトイレから-2(犬と暮らす家)

一人きりにされると鳴き続ける分離不安の兆候が見られたので、急遽、寝室にある収納棚の下部を改造して愛犬のための寝床を作ってみました。

ネットで簡単に購入できるフェンスをジョイントするだけの簡単な組み合わせで、間口90cm、奥行き45cm、天井高45cmの護られた空間を用意しています。

ベッドの足元に近い場所なので、飼い主も側に感じられるので、安心して眠ってくれることだとう期待を込めてつくりました。

左手のベッドにはフカフカのマッドにフリース毛布、カーペットタイルのエリアには水飲みセットも用意して、トイレシートも新品です♪

初日は運動疲れもあったせいか、この環境で比較的おとなしく眠ってくれました。
朝起きて確認するとオシッコもちゃんとトイレシートの上にしてくれたのですが、ウンチはカーペットタイルの上に・・・

翌日は眠りを促しても、1時間くらい鳴きづつけて寝てくれません。

なかなかことは期待通りに運びませんね・・・・・

でも、期待通りにいかないからこそペット共生住宅の面白みがあるので、いろんな工夫を考えてみました。

ペットショップ等では管理的事情から、上の写真のように小さなサークルに居場所とトイレトレイを配置して、水飲みセットを取り付けています。管理上楽だろうということから真似をしてみましたが、清潔好きな犬は本来、自分の居場所に近くない場所でトイレを済ませたがるものですので、サイクル外の世界を体験した子犬に同様な手法は我が家では上手くいきませんでした。

人の何千倍も嗅覚が優れているので当然なのでしょうが、子犬のトイレトレーニングにはいきなりトイレと居住スペースを離すのではなく、トイレ専用のサークルとハウスとして利用するクレートにより分離し、徐々にに距離を開けながら「トイレ」「ハウス」の声に応じて行き来できるように教え込む方法をトレーナーさんからアドバイスしてもらいました。最終的には飼い主の管理下で指示通りにトイレを済ませるという理想的なトレーニングを目指してみることにしました。

トイレは以前の場所(サニタリーの洗面化粧台下)に戻して、トイレ専用のサークルとトイレトレイを用意しました。

ネットで簡単に購入できるフェンスに扉付きのフェンスを追加して、開閉できる扉付きのドッグ専用トイレを作ってみました。
トイレトレイより少しフェンスで作ったサークルが大きくトイレシートの外に溢れることがあったので、ペットトレイの大きさギリギリのサークルが望ましいというアドバイスどおりに、ジョイントを微調整しました。

アドバイスをくださったトレーナーさんも「これはいいですね〜 さすがです!」という評価をいただきました。

トレーニングに期間中は、この空間がトイレであるということを認識させるために扉付きであることが重要です。
そしてトイレシートの上に乗った時だけ、用をたすというトレーニングを繰り返します。

朝目覚めた時、食事の後、遊びの後は、必ずこの場所に誘導してトイレを済ませるまでは外に出さないようにし、上手くしてくれた時は褒めるという方法が日課です。

パピーなのでトイレの頻度が多いですが、遊んでいる途中に自分からトイレに駆け込み用をたすこともありました。
どうやらこの空間がトイレであるという認識はしてくれたようです♪

 

トイレのしつけがしっかりできた段階で、このサークルはなくしてトイレトレイだけにしようと思っています。

 

※用意したペットアイテム

柵・扉付き柵・止め金物、トイレトレイ、トイレシート、水飲みセット、珪藻土足拭き(調湿消臭効果)

 

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著者情報

前田 敦 / atsushi-maeda

前田 敦 / atsushi-maeda

犬と猫と快適に暮らせる社会の実現を目指して、ペット共生住宅に特化した設計活動を行っている建築家
設計作品の中でも特に注目すべきは、ペットがストレスなく自由に走り回れることを重視して設計した「スロープの家」シリーズです。これまでの住宅設計にはない新しい発想から生まれたもので、独創的なコンセプトと緻密な設計が注目を浴び、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といったさまざまなメディアで紹介されています。

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