建築の品格

住宅を設計する際に大切にしていることの一つに「建築の品格」があります。

住宅が建つと、その建築のイメージはそこに住む人の品格を連想させます。

つまり、建築家は「施主の品格を司るイメージを創出する」という重要な任務を与えられていることになるわけです。

 

確かに現代建築の3巨匠の住宅作品を見ると、

建築家としての強いメッセージはもちろんですが、そこに品格というものが感じられます。

 

ファンズワース邸(ミース・ファン・デル・ローエ)

 

サヴォア邸(ル・コルビュジェ)

 

落水荘(フランク・ロイド・ライト)

 

作風やロケーションはもちろん異なりますが、

共通する流れとして感じているのは

施主の託した思いと既成概念を超越した建築家の意志とが絡み合い

そこに創出される「なにか」が、品格として自然に建築から滲み出るものなのでしょう。

業務としての設計監理の責任を果たすのは当然ですが、

そんな「なにか」を創出する責任の重さを痛感し始めています。

今年、還暦を迎えて、建築がますます面白くなってきた♪