愛犬:かむいを迎える準備-2

ゾーニングを考える

 

ゾーニングとは空間の中でゾーン(エリア・領域)を決めていく作業のことですが、

愛犬が来た場合には、家族で3つのゾーンを決めることが重要です。

飼育ゾーン

1)ペット立入規制ゾーン

壊されたり傷つけられたりされることが許されない場所や愛犬にとって危険な場所を「ペット立入規制ゾーン」とします。

この場所にはドアをつければ安全ということはありません。

レバーハンドルの扉や引き戸は愛犬に開けられる可能性が高いので、ドアの場合には握りハンドル、引き戸の場合には鍵等の配慮が必要になります。

 

2)飼育者監視付フリーゾーン

人とペットの交流ゾーンです。

リビング等がその代表的な空間になりますが、ペットの食事、運動、遊び等がのびのびと行える環境が必要です。

家庭によっては玄関以外はこのゾーンとされているところもありますので、ご家族でしっかりと話し合って決めることが大切です。

 

3)フリーゾーン

お留守番ゾーンと言っても良い領域で、ペットが自分の意思で自由に行動できる領域で、一般的にサークル等で仕切られたところです。

留守中も愛犬が快適に居られる場所であり、水の補給、トイレ、ちょっとした遊びができる環境を用意することが必要です。

 

 

以上の3つのゾーンですが、子犬時、成犬時、老犬時等の成長家庭に応じてゾーンの広さや内容を見直していくことが大切です。

 

 

安全な環境を用意

ペット立入規制ゾーン以外では、ペットの安全対策が必要です。

コンセントやコード、転落防止に加え、犬にとっては危険な観葉植物があるので種類や配置について配慮が必要です。

 

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著者情報

前田 敦 / atsushi-maeda

前田 敦 / atsushi-maeda

犬と猫と快適に暮らせる社会の実現を目指して、ペット共生住宅に特化した設計活動を行っている建築家
設計作品の中でも特に注目すべきは、ペットがストレスなく自由に走り回れることを重視して設計した「スロープの家」シリーズです。これまでの住宅設計にはない新しい発想から生まれたもので、独創的なコンセプトと緻密な設計が注目を浴び、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といったさまざまなメディアで紹介されています。

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