屋根のカタチと間取り

屋根の形状と間取りとは密接な関係にあります。
間取りというと平面図をイメージすることが一般的ですが、

「間」とは空間のこと

つまり立体的な空間を限られた条件の中で配置していくことと言い換えることができます。

敷地形状や町並み等を配慮しながら希望する間取りを考えていくのですが、ここでは街並みの連続性を配慮し、道路に平行に特徴的な屋根を構成し、平面構成は敷地形状を効率よく活かすように配置しました。

その結果、角度の違う平面と屋根が興味深い表情を創出しています。

屋根形状は遠方より眺めた時に強い印象を与える重要なポイントなので、しっかりと検討すべき課題の一つです。

また、断面計画も空間のイメージを司る大切なポイントなので、模型等を使い3次元で空間を把握していくことが最適です。

 

 

著者情報

前田 敦 / atsushi-maeda

前田 敦 / atsushi-maeda

犬と猫と快適に暮らせる社会の実現を目指して、ペット共生住宅に特化した設計活動を行っている建築家
設計作品の中でも特に注目すべきは、ペットがストレスなく自由に走り回れることを重視して設計した「スロープの家」シリーズです。これまでの住宅設計にはない新しい発想から生まれたもので、独創的なコンセプトと緻密な設計が注目を浴び、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といったさまざまなメディアで紹介されています。

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前田 敦の専門性について

執筆・監修・報道・取材