愛犬と暮らす賃貸マンション

ありそうで、なかなか無いのが愛犬家専用マンション。ペット可は少しずつ増えていますがやはり、建築も管理規約もしっかり整備されたものは稀だと言ってもいいほどです。

これは愛犬に理解のあるオーナーの資産活用として計画しました。
1階にはペット関連ショップのためのスペースも用意されているので、動物病院、ペットサロンなどのペット関連業種の誘致がしやすい施設構成になっています。居住ゾーンへの連絡エレベーターにはペット表示はもちろん専用階段の脇には足洗いも用意しています。

ゆったりとした勾配の歩行専用階段は筋力のトレーニングも可能で、そこから連続する屋上はドッグランは愛犬たちと愛犬家たちとの交流の場として活用されます。愛犬という共通の存在があると、人々の交流も自然と活性化されていきますので、ペット共生マンションに必要なコミュニティーの形成に寄与するはずです。

ペット共生マンションの成功の鍵となるのが管理運営となります。私も監修者の一人として参加させていただきました「ペット共生マンションの適正化推進ガイドライン(¥15,000/1冊 +税)」が公益社団法人日本愛玩動物協会より発刊された書籍がとても参考になると思います。

マンション等の共同住宅はもちろん、戸建住宅においても押さえておきたい基本的なポイントがイラスト入りでわかりやく書かれております。

「飼い主のマナーブック」も管理者や住民として知っておきたいことが簡潔にまとめられておりますので、こちらもオススメです。
購入はこちらから https://www.jpc.or.jp/order/

 

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著者情報

前田 敦 / atsushi-maeda

前田 敦 / atsushi-maeda

犬と猫と快適に暮らせる社会の実現を目指して、ペット共生住宅に特化した設計活動を行っている建築家
設計作品の中でも特に注目すべきは、ペットがストレスなく自由に走り回れることを重視して設計した「スロープの家」シリーズです。これまでの住宅設計にはない新しい発想から生まれたもので、独創的なコンセプトと緻密な設計が注目を浴び、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といったさまざまなメディアで紹介されています。

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